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2008年09月04日

鹿県の待機児童268人 (Aug.25-31)

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鹿県の待機児童268人 (Aug.25-31)


News read by Tom / Jingle by チーズケークス(Summer Ver.)
鹿県の待機児童268人
認可保育所への入所を待つ待機児童が4月1日現在、鹿児島県内で268人に上ることが県子ども課のまとめで分かった。2005年4月以降定員は増えたが待機児童数はほとんど変わっておらず、就労を望む主婦の増加による保育ニーズの高まりを反映している。県の行動計画「かごしま子ども未来プラン」(05-09年度)は、待機児童解消への達成目標を09年度42人としている。
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268 kids on waiting list for preschools
The prefecture’s Child Division has revealed that the number of children waiting to enter authorised nursery schools throughout the prefecture was 268 as of April 1. The number has remained about the same since April 2005 despite the capacity of the facilities having increased, indicating a rise in demand for the service from housewives who hope to work outside their homes. In the child welfare action plan (2005-09), the prefecture set a goal of 42 children on the waiting list for the facilities by the fiscal year 2009.
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<コメント>
“The prefecture’s Child Division has revealed that the number of children waiting to enter authorised nursery schools throughout the prefecture was 268 as of April 1.”

“The … revealed” は「県の子ども課が(that以下)を発表した」。‘reveal’ は「・・・を明らかにする、示す(show)」。‘the … 268’ は「県内で認可保育所への入所を待つ子どもの数は268人であった」。‘the number of …’ は「・・・の数」。‘authoris(z)e’ は「〈人・国家が〉(人)に[・・・する]権限(権威)を(公的に)与える;・・・を認定(認可・公認)する」(approve)。‘nursery school’ は「保育所、保育園(preschool)」。‘as … 1’ は「4月1日現在で」。‘as of …’ は「・・・の時点で、・・・現在で」。



“The number has remained about the same since April 2005 despite the capacity of the facilities having increased, indicating a rise in demand for the service from housewives who hope to work outside their homes.”

‘The … 2005’ は「その数(268人のこと)は2005年4月以降ほとんど変わっていない」。‘remain’ は「留まる、居残る;依然として・・・のままである(keep)」。‘despite … increased’ は「それらの施設(保育所のこと)の定員が増えたにも関わらず」。‘despite’ は「・・・にも関わらず(in spite of)」。‘capacity’ は「潜在的な能力、才能;・・・を受け入れる能力;定員;容積」。‘indicating … homes’ は「就労を望む主婦によるそのサービス(保育)に対する需要の高まりを示している」。‘indicate’ は「・・・を指し示す(show);・・・の兆候である;・・・をほのめかす(hint, imply, suggest)」。‘demand’ は「要求、請求;需要」。‘housewives’ は ‘housewife’(主婦)の複数形。因みにジーニアス英和辞典によると、「working woman と対比して house に隷属するイメージがあるためこれを避けて homemaker, householder, house manager を用いる傾向がある」そうです。



“In the child welfare action plan (2005-09), the prefecture set a goal of 42 children on the waiting list for the facilities by the fiscal year 2009.”

‘the … plan’ は「児童福祉行動計画」。‘the … 2009’ は「県は2009年度までにその施設(保育所のこと)への待機児童を42人にする目標を掲げた」。‘set(establish) a goal(target) of …’ は「・・・の目標を掲げる」。‘waiting list’ は「順番待ちリスト」。‘fiscal year’ は「会計年度(finaclal year)」。学校の「年度」は ‘school year’ と言います。



タイトルの “268 kids on waiting list for preschools” は「保育所の待機児童が268人」。
みっち(担当講師)



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>>さいどすとーりー>>>


~「教育格差」の是非~

労働を希望する主婦が増加している背景には様々な要因が考えられますが、子どもの教育費の増加もその要因の1つとして挙げられます。少子高齢化が急速に進行する中、子ども一人当たりの学習費総額は増加傾向にあります。一方で、平成18年度現在で公立と私立の学費には約2~4倍の開きがあるほか、2007年度に鹿児島県内で就学援助を受けた小・中学生や高校で授業料減免措置を受けた生徒が過去10年間で最多を記録するなど、所得格差の拡大や、それによる「教育格差」の拡大が顕著になってきています。


日本社会は戦後、経済格差の拡大を抑えつつ急成長を遂げ、見事に先進国の仲間入りを果たしました。「国民総中流」と謳われたその政策は、世界でも稀な成功例だと言えるでしょう。一方で、教育においてはその「平均主義」への懐疑から「ゆとり教育」という発想が生まれ、「個性重視」が叫ばれるようになりました(発想だけはよかったですね)。
そんな中、東京都杉並区の和田中学校に着任した民間出身の校長・藤原 和博氏が行った様々な取り組みは全国的な注目を浴びました。中でも、学習上位者の学力伸張を目指した「夜スペ」と名づけた補習授業では、民間の塾講師の派遣による有料の授業であることが議論を呼びました。塾の宣伝になるなどの批判のほかに、公立であることから「機会の均等に反する」と言う意見や、「教育格差が拡大する」などの批判も聞かれました。これに関しては、実際には学力不足の生徒に対する無料の補習が行われていることをマスコミがあまり報道しなかったという面もあるようです。


人はそれぞれの分野において能力差があり、高い能力がさらに磨かれることで「格差」が生まれるのは当然のことです。問題は、経済的な「格差」に関わらずその能力を磨く機会を与えることであり、それには公教育の充実が欠かせません。「ゆとり教育」で叫ばれた「個性重視」も、今では「モンスター・ペアレンツ」のエサのひとつに成り下がってしまっている気もしますが、本来はそういった機会を与えると共に、偏差値一辺倒の価値観による「落ちこぼれ」をなくすことではないでしょうか。それには、単に様々な選択肢を提供するだけではなく、生徒が自発的に考え、発信する教育、そして、教師が生徒ひとりひとりと向き合って「対話」することが重要であると考えます。

                        
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参照:
①かごしま子ども未来プラン(鹿児島県次世代育成支援行動計画)
http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kodomo/miraiplan/index.html
②文部科学省平成18年度子どもの学習費調査
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/006/07120312/003.htm
③「鹿県内小中学生 就学援助最多16%/07年度」373news.com 2008-09-04
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=12562


Resource >>南日本新聞ホームページ 373news.com
http://www.373news.com/modules/pickup/article.php?storyid=12420

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