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2008年01月23日

羽ばたけ「新成人」 (Jan.14-20)

羽ばたけ「新成人」 (Jan.14-20)


羽ばたけ「新成人」
14日の成人の日に先立ち、鹿児島市民文化ホールで13日、「新成人のつどい」が開かれ、色鮮やかな振り袖やスーツ姿の新成人約5300人が出席した。式典では男女の新成人の代表が「努力精進を怠らず、鹿児島から世界へ羽ばたき続ける」と宣誓した。同市に住民票がある新成人は、昨年より337人多い7169人。

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Entering the adult world
A ceremony was held at Kagoshima City Hall on Jan.13 to celebrate the people who turn 20 years old this year, ahead of the ‘Coming of Age Day’ the following day. Around 5,300 ‘new adults’ took part in the event, each clad in a multicoloured Kimono or suit. At the ceremony, representatives of both men and women vowed in a speech that they will work hard in order to make contributions to the international community. There are a total of 7,169 new adults in the city, 337 more than last year.
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<コメント>
“A ceremony was held at Kagoshima City Hall on Jan.13 to celebrate the people who turn 20 years old this year, ahead of the ‘Coming of Age Day’ the following day.”

‘A ceremony … year’ は「今年20歳を迎える人々を祝う式典が開かれた」。‘ceremony’ は「式典、儀式」。‘ahead of …’ は「・・・を前に」。‘Coming … Day’ は「成人の日」の正式な英訳ですが、英語圏では馴染みのない言葉なので引用符(quotation mark)で括ってみました。‘the following day’ は「翌日」。類は ‘the next day’。




“Around 5,300 ‘new adults’ took part in the event, each clad in a multicoloured Kimono or suit.”

‘new adults’ は「新成人」。一般的な名詞ではないので一応クオーテーションで括っています。‘took part in …’ は「・・・に参加した」。類は ‘participate in’ ‘join in’ ‘attend’(出席する)。‘each … suit’ は「各々色とりどりの着物やスーツに身を包んで」。‘clad’ は ‘clothe’(衣服を着る、・・・で覆う)の過去分詞形で、通例 ‘(be) clad in …’ または ‘clothe oneself in …’ という用法が用いられます。‘wear’ よりも堅く、‘dress’ 程は飾り気がないといった感じです。「衣装を身に纏う」というニュアンスが一番近いかもしれません。‘multicolo(u)red’ は「多色の」。‘multi-’ は「多数の」という意味を表す接頭語です。
例)‘multilingual’(多言語の)‘multinational’(多国籍の)‘multivocal’(多義の)




“At the ceremony, representatives of both men and women vowed in a speech that they will work hard in order to make contributions to the international community.”

‘representatives … women’ は「男女の代表」。‘representative’ は「代表者、代理人」で、「代議士、国会議員」の意味にもなります。
例)the House of Representatives(衆議院)⇔ the House of Council(l)ors(参議院)

‘vowed …that ~’ は「スピーチの中で~を誓った」。‘promise’ よりも厳粛で、類は ‘pledge’ ‘swear’。‘they … community’ は、本文中の「努力精進を・・・羽ばたき続ける」の訳で、直訳すると「国際社会に貢献するために努力する」。原文にもっと近づけると、
‘We will make every effort (endeavour) in order to make the world better as citizens of Kagoshima City’(鹿児島市民としてよりよい世界にするために努力を怠らない)
とでもなるでしょうか。
いずれにしても、このような文言はそれ自体に大した意味があるわけではないので、やや解釈を加えて訳してみました。




“There are a total of 7,169 new adults in the city, 337 more than last year.”

‘a total of …’ は「合計・・・の」。因みに「住民票がある=住民登録されている」は ‘registered as citizens(residents)’。「住民票」そのものを指す場合は ‘residence certificate’ ‘resident card’ などと言います。



タイトルの “Entering the adult world”  は「大人の世界に仲間入り」。

2000年前後から成人式での「新成人」による傍若無人な振る舞いが社会問題化し、開催を取り止める自治体もある中、最近では鹿児島市のように「新成人」自身が運営に参加する形式が増えているようです。
一方で、成人式への参加率を上げるために参加者に「祝い金」を拠出したり、会場をディズニーランドやスペース・ワールドといった遊園地にしたりと、「新成人の要望に即した」式を開催する自治体もあります。前例や慣習を乱したがらない役所が、「同窓会」の感覚が強い新成人に擦り寄った結果だと言えそうです。
まずは参加させないと意味がないという理屈はわかりますが、そもそも成人式に出席することが、大人になる上でそれほど重要な意味を持つのかが疑問です。税金の使い道を考えさせて「児童手当」にでも回したほうが、よっぽど大人の自覚ができそうな気がしますが。。。 少なくとも、税金を使って「新成人」を遊園地で遊ばせるというのはなんとも情けない話です。
みっち(担当講師)




Resource >>南日本新聞ホームページ 373news.com
http://www.373news.com/modules/pickup/article.php?storyid=8648


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