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2008年01月06日

奄美復帰54年 (Dec.24-30)

奄美復帰54年 (Dec.24-30)


奄美復帰54年
奄美群島が日本に復帰して54年を迎えるのを機に、運動に携わった関係者や復帰の年に生まれた人らが24日、奄美市で「奄美群島の日本復帰運動を伝承する会」を設立した。次世代の「語り部」育成のほか、学校への出前授業などにも取り組む。同会最年長の楠田氏は「目の黒いうちに若い世代にバトンタッチし語り継いでもらいたい」と話した。

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54th anniversary for Amami’s return
Marking the 54th anniversary of the Amami Islands’ reintegration to Japanese administration from the U.S., former members of the return movement, along with people who were born during the same year, set up a society in Amami City on Dec.24. The group aims to foster the tellers of the nationalist motion as well as visit schools to give lectures, thus handing down the importance of the event to the next generations. Mr. Kusuda, the eldest of the group, hoped to pass the torch to the younger generation while he is alive.
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<コメント>
“Marking the 54th anniversary of the Amami Islands’ reintegration to Japanese administration from the U.S., former members of the return movement, along with people who were born during the same year, set up a society in Amami City on Dec.24.”

“Marking ~” は「~を記念して」。類は ‘commemorating’ ‘celebrating’ など。‘54th anniversary … the U.S.’ は「奄美群島のアメリカから日本政府への返還54周年」。‘anniversary’ は「・・・周年記念」。‘reintegration’ は「再統合」。‘integration’(統合)に「再び、新たに」などを表す接頭語の ‘re-’ がついた単語です。‘administration’ は「管理、運営」で、ここでは「行政、政府」の意味。
‘return movement’ は「返還運動」。‘along with ~’ は「~と一緒に、~に加えて」。類は ‘in addition to’ ‘as well as’ など。‘set up a society’ は「会を設立した」。‘society’ の類は ‘group’ ‘organisation’ ‘association’ など。




“The group aims to foster the tellers of the nationalist motion as well as visit schools to give lectures, thus handing down the importance of the event to the next generations.”

‘aim(s) to ~’ は「~を目的としている」。‘foster … motion’ は「その民族運動の語り手を育成する」。‘the nationalist motion’ は前文の ‘return movement’ の言い換えです。 ‘foster’ は ‘train’ や ‘bring up’ よりも正式な表現で、「他人の子どもを養育する」という意味もあります。因みに鹿児島外語学院は1984年から、発展途上国の子供達を支援する「フォスタープラン(里親制度)」の活動を続けています。
‘give lecture(s)’ は「講義をする」。‘thus’ は「(前の内容を受けて)このように」。‘in this way’ ‘like this’ などよりも堅い表現です。‘hand(ing) down … to ~’ は「~に・・・を引き継ぐ」。類は ‘pass down’ ‘transmit’。




“Mr. Kusuda, the eldest of the group, hoped to pass the torch to the younger generation while he is alive.”

‘eldest’ は「最年長の」。‘oldest’ よりも堅い表現です。‘pass the torch to ~’ は「~にバトンタッチする、引き継ぐ」。‘hand on ~’ とも言います。‘torch’ は「たいまつ」のことで、オリンピックの聖火などが人から人へと引き継がれていくことからきています。因みに ‘torch’ はイギリス英語では通常「懐中電灯」(米語では ‘flashlight’)のことを指します。‘while … alive’ は「彼が生きているうちに」。「目の黒いうち」は「存命中、生きている間」という意味。‘in someone’s lifetime’ という表現も出来ます。
みっち(担当講師)





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>>さいどすとーりー>>>

~目の色~

本文中で出てきた「目の黒いうち」という表現。よく考えたら、「目が黒い」のは日本人の特徴ですね。

目の色は瞳の周囲の「虹彩」のメラニン色素の量で決まり、色素の量が多い程より濃い色になります。日本人の目の色は実際には濃いブラウンであり、目の色は色素が濃い順に「ブラウン」→「ヘーゼル」→「グリーン」→「グレー」→「ブルー」といったバリエーションがあります。

メラニン色素の量は、それぞれの人種が生息する地域の日照量などに左右され、日照量が少ないほど色素も薄くなる傾向があります。そのため、特に欧米系には「ブルー」や「ヘーゼル」などが多く、ブラウン系の人に比べて光に弱いと言われます。また、白人には子どものときに「ブルー」で、その後別の色が変わる人が多いのも特徴です。

「目の黒いうち」という表現を直訳すると ‘while someone’s eyes are black’ のようになりますが、恐らくこのままでは外国人は理解できないでしょう。ひょっとしたら、白人の目の色が成長とともに変化することを連想して、「まだ子どものうちに」というニュアンスで理解されるかもしれません!?(今度色々な国の人に試してみます。)

この表現ひとつとってみても、「目が黒い」という、民族的特徴が伺えて面白いですね。

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参照:広辞苑、Wikipedia





Resource >>南日本新聞ホームページ 373news.com
http://www.373news.com/modules/pickup/article.php?storyid=8346



鹿児島外語学院ホームページ      


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この記事へのコメント
今日、奄美(故郷)から帰鹿しました。
奄美は自然がまさに魅力的な島です☆
今わたしが出来ること。
今いる場所で奄美の文化・伝統を学んで、歴史を知り引き継ぐこと。
自然を大切にすること。
故郷を愛する気持ちを大切にすること。ですかね。

黒いひとみ=故郷を愛する気持ちをたやさずに日々を歩みたいですね☆

フォスタープラン=真心ある運動ですね。
Posted by おくみぃ at 2008年01月06日 10:29
おくみぃさんへ

お帰りなさい。
奄美大島は一度だけ行ったことがあります。
たった1泊2日の旅行でしたが、マングローブの森のカヌー探検をしました。やっぱり本土とは気候帯が違いますね。

Beginの「島人の宝」じゃないですが、故郷を愛する心って人間性をはぐくむ上でもとても大事だと思います。

受験で本当の人生の目的を考える時間もないまま大学まで進学し、目的を見失って遊びほうける。これが日本の実態ですよね。(私も大学では全く勉強しませんでしたので人のことは言えませんが;)

使いもしない知識を詰め込むことよりも、もっと故郷のことや世界の子どもたちの実態を知って活動することのほうがよっぽど意義深いと思います。
どうせ詰め込みで覚えたことなんてたいていは忘れてしまいますし。
Posted by GAiGO at 2008年01月06日 19:48
共感します。
大学に目的もないまま行く人より、しっかり目的があって充実した社会人を歩んで欲しいですね。

実際、8妹の高校卒業の際に先生と議論した事があります。
日本人の子は、夢を抱いて進学するというケースはどのくらいなんだろう?と思うこともありましたね。
出来ることなら、なりたい私に社会人として貢献できたら幸せですよね。
私自身は20代に青年海外協力隊員の試験を何度か挑戦しました(笑)不合格でしたが・・。
今はささいなボランティアくらいです。
もっと身近なことや、障害のある方へのボランティア、途上国の精一杯に今日を生きてる子供達へ視野を向けて協力していける人々が増えて欲しいですね。

あつく書き込みしすぎちゃいました(笑)・・失礼。
Posted by おくみぃ at 2008年01月06日 21:23
フフフ・・・
アツいですね~O^w^O
さすがは亜熱帯出身。

因みに今年は与論マラソンに出場してみようと思ってます!
Posted by GAiGO at 2008年01月06日 21:50
ぜひ、おすすめしますよ〜o(^-^)o
昨年ハーフをチャレンジしました☆
海を眺めながらのマラソンは絶景で最高ですo(^-^)o
今年、検討中です。
Posted by おくみぃ at 2008年01月09日 23:25
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奄美復帰54年 (Dec.24-30)
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